動画で見る阿呆 「ラクーア」阿波おどり

 気楽な阿波囃子人になって早4ヶ月。去る者は日々に疎し、とはよく言ったものです。あっ、これは去られた側のことわざでした(^_^;)

 というわけで見る阿呆レポ第一弾。と言っても動画ですm(_ _)m。出演は、高円寺からひょっとこ連さん、吹鼓連さん。この二つの連に南越谷天水連さんと徳島藍吹雪さんが加わった形のコラボ連です。もう過去何回も同じような形でやっているので、やる方も手慣れた感じで安心して見ることができました。





 いわゆる舞台でやる阿波おどり、組踊りともいうんですがそのレベルの高さには素直に感心しました。第一部第二部とも見たんですが、内容を変えつつレベルの高さを保っているのは凄いです。しかも合同連ですからね。それぞれの連に核になる持ちネタがあるのが強みの一つの要素だと思いますし、各人のレベルの高さもあるからこそでしょう。内容は第二部が各連の個性を活かした構成+鳴り物紹介が入っていました。

 あと見終わって思ったのは、もう舞台はマスゲームでないと持たないんだな、ということ。これは男踊りも例外でなく、一人一人ではなく一つの塊として見せていかないと舞台が成り立たないというのを強く感じました。で、考えてみるとこれを実現するにはある程度の人数が必須になります。男踊りの人数が少ないところはここが弱点になるでしょうね。

 自分自身は男踊りのマスゲームについてはあまり好きではなかったんですが、今回考えを改めました。もう舞台をやる以上はもうやっていかざるを得ないことなんだなと、納得しました。ラクーアの舞台の出来が納得させてくれました。

 これからの阿波おどりは見せる阿波おどりを強く意識する連と、そうでない連と二極化していくのかな。でもあえて言うと、阿波おどりって究極は個人だと思います。ただ踊っているだけで惹きつけるオーラを出している踊り手。それが一番好きなのは変わらないです。

 今回一番お気に入りの構成は、第二部のスロー。第一部は笛ソロだったんですが、二部は音を抑え目の普通のぞめきの中に笛ソロでスローが入るやつでした。スローに合わせても普通のぞめきに合わせてもOKていう状況で各自がいろんな工夫で見せてくれました。

 動画撮影の皆さま、ありがとうございました。今年は動画見る阿呆が多くなりそうです。それって悲しいな~(T_T)
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「阿波楽」と「流儀伝承」といろんな余談

 阿波おどり歴は20年以上になりますが、マイミクさんにはそれ以上の人もゴロゴロいます。阿波おどりオタクですが、もっとオタクの方々がいらっしゃるので、まあ普通かな(笑)。自分は大太鼓→篠笛→三味線と来ている生粋の囃子好きです。踊りは、まあ踊れるというレベルではないです(笑) 家で密かに踊ったり、皆さんご一緒にのときに下手くそに踊っています。

 まあそんなオタクは、徳島グラフがなくなったことはショックでして、1998年からずっ~と続いていたコレクションが途絶えちゃったわけです。徳島に阿波踊り見に行ったりする前は、この徳島グラフが貴重な徳島情報でした。2000年代前半に、「阿波おどり魂」という徳島の編集者の方が作ったサイトができて、ここの情報もすごくありがたかったです。余談ですが、「一筆言上」という投稿コーナーがあって、投稿が採用され、載っていました私の投稿。お礼に阿波おどり会館の入場券を頂きましたが、そのときは見に行けなかったなあ。このサイトは現在はなくなっちゃいました。いまは「あわだま」がメインのようです。

 この投稿には後日談があって、ある日ぞめき三味線で有名な福島先生が東京で教室を開くというDMが我が家に来たんですが、あれ?どうしてうちの住所知っているの?と思いましたが、すぐに、あっ!これは編集者Mさんから情報が行ったんだなとわかりました。おかげでみどケロさんはかなり早い時期に、ぞめき三味線のいろいろを勉強することができたわけです。そのころ、東京の番頭さんのようなお方が某マイミクさんさんと知ったのは、ずっとずっと後のこと。

 話がそれましたが、徳島グラフがなくなってさみしいなあと思っていたら、「阿波楽(あわらく)」という雑誌ができました。昨日高円寺に寄る機会があり買ってきました。徳島グラフ時代よりももっと阿波踊りが取り上げられていますので、お好きな方は是非とも入手されることをお勧めします。奴凧踊りのルーツの記事なんか面白かった。そうそう、徳島では凧踊りっていうんですね。一瞬、蛸踊りと間違えるのは自分だけじゃないでしょ(笑)

 「流儀伝承」の本ですが、この流儀伝承も既出のサイト「阿波踊り魂」の一コーナーでした。取り上げられいる連長さんも同じで、サイトの方には確か藝茶楽の連長さんもあったような気がします。本の内容は、サイトの記事の5~6倍くらい内容が多く細部にわたっています。おそらく再取材とか再構成したんでしょうね。サイトの記事とは別と思った方が良いです。

 いずれも連長という責任ある立場の方の若い頃からの回顧録、見せる阿波踊りへの変容、これから阿波踊り、と各自の視点で語られいるので、とても面白かったです。私の心に響いたことを、一人の連長さんにつき一つ限定で挙げてみます。ちょっと要約して書きますのでご容赦ください。

・岡連長(娯茶平)
伝統はただ受け継ぐだけでは目減りしてゼロになってします。90%を守りつつ10%は新しく想像していかないといけない。

・山田実連長(天水連)
ある連の若い三味線弾きに指導して欲しくてその連の連長に頭を下げる。連のためになるなら余計なプライドはいらない。許してくれた相手の連長も偉い!

・笹田連長(殿様連)
連員は皆宝石の原石。一人一人の秘めた力を見出し、磨いて、輝かせるのが連長の務め。

・鶴瀬連長(ゑびす連)
練習熱心だけど、なかなか上達しない子を「舞台に上げない」ということはできない。「その子にふさわしいポジションは何かないかな」と全力で考える。

・岡本連長(蜂須賀連)
人を育てるのが上に立つ者の務め。

山田会長(阿呆連)
阿波踊りは更に変化すべきなのか、原点に立ち戻るべきなのか?

 まあ、リーダー論的な記事に関心が行くのは自分がそういう立場とかそういうことを考えているからでしょう。最後の自分が思う阿波踊りの本質的な部分を岡連長さんが書いていらっしゃたので引用させていただきます。

【県外の阿波踊り大会へ出かけると、徳島の有名連のパフォーマンスを真似た演出をよく見ます。阿呆連の構成だったり、蜂須賀連の構成だったり、新橋連の構成だったり。それらのパフォーマンスを、次々とつなぎ合わせて見せてくれるのですが、肝心の流し踊りをやらない連も少なくありません。私は、踊りそのもので、お客さんを魅了してほしいと思いますね。野球に例えると、20%はカーブやスライダーのような変化球を使ってもいい。しかし、80%は直球で勝負してほしいのです。直球、すなわち流し踊りをしっかりと見せてほしいというのが私の希望です。阿波踊りは、新しく創造することも必要ですが、、パフォーマンス偏重の阿波踊りは、本来の阿波踊りの姿ではないと思います】

 ハッピーリタイアして徳島へ引っ越そうと言ったら、行くのはあなた一人でお願いしますと冷たかったみどケロさん。最近、私はお遍路さんでもやろうかなと…。これは確かに小さな一歩だが、ふくふく家にとっておは大いなる一歩である。まあ、なんだかんだいって自分は阿波踊りが好きなんですね。

ぞめき棒

 あるマイミクさんからリクエストがあったので紹介します。阿波おどりは立って歩いて演奏するのでそれ用の補助具が必要です。ギターなんかだとストラップ(ベルト)を使いますが、阿波おどりの場合、現在は棒を加工したものを使うことが多いです。以前は三味線の糸を使って吊していて、この方法は現在も使われています。

 ベルトはまあ粋じゃないって思う方が多かったんでしょうね。津軽なんかだとあれを使っているかたがほとんどのようですし、阿波おどりでもベルト・あるいは紐を使っている方もいます。嗜好の問題かなと思います。新内は糸でつっているのかな?

 個人的にはこの棒を使った方法は三味線が安定するので好きです。座奏のように右手だけで三味線を固定させることが可能になります。ちなみにぞめき棒と言ってますが、正式名称知りません(^_^;) たぶん誰かが言っていたか、何かに書いてあるのを見て、自分もそう言い始めたような気がするんですが記憶があいまいです。

ぞめき棒
ぞめき棒

 自分はバチを使って作っています。先の方に2ヶ所穴を空けヒモを通します。滑り止めに少し厚手のゴム。根元の方は厚みを出すため半分に切ったバチを重ね、テーピングテープで固定。厚みは棒の先が下がらないようするためですが、この辺は人それぞれかな。で、百聞は一見にしかずこれを帯に差し込んで三味線をセットします。

正面
正面

左


右


 見てもわかるようにこれ男性の着物用で、女性の場合帯の位置が違うのでこの棒ではなくL字の棒を使います。写真取り忘れました。これは手作りはちょっとしんどいので徳島で買ってきてみどケロさんが使ってます。

 あと小物としてバチホルダ-。これがないと両手ふさがったままなので必需品です。

 だいたいこんな感じです

徳島 はななる 動画鑑賞

 生で見れないので動画を見てました。コンテストから徳島有名連までほとんど見たような気がします。撮った方に御礼です。阿波おどりってファッションと同じく流行廃りがあるので、最新の動向をチェックしていた方がいいんですよね。

 動画を見ていてまず思ったのが動画撮っている人、多過ぎ(笑)。他の方のコメントにも書いたんですが、動画の液晶画面必要以外はオフにしましょうよ。あれ、ホールで見ていて前の方にあの明るい画面がちらつくと落ち着きません。そのうちクレームが多くなって撮影自体禁止になっちゃいますよ。おおらかに撮影認めてくださっているんですから、マナー守りましょう。それとも自分だけかな消すのがマナーだと思っているの。

 では思いつくままに。個人の嗜好が反映されていますので念のため。

・三味線は麦打ちが多かった。数年前まで三味線とか笛で流行っていたどんとつは少なくなった。
・一番の観客席が沸いたのは「なにわ連」さんの坊や。しかも笑いも取ってしまうというスーパーな踊り。
・コンテストは当たり前かもしれないが、鳴り物より踊り重視なんでしょうね。
・音の聞かせ方って、曲を変えるだけじゃないんだなと、思った。各鳴り物のバランスを意識的に有効に変えて演奏することが大事。
・「大漁唄い込み」唄付きでやるのはどうかな~?宮城を応援したいっていうなんかの意味があったのかな?
・見慣れてくる・聞き慣れてくると、いいものに見えてくる場合がある。「ゑびす連」さんのちびっ子が両手を振る踊り、何年か前初めて見たときは正直あれ?とか思ったが、毎年見ているうちにいいじゃんって見えてきた。たぶんその振り自体も洗練されてきたんだと思う。
・総じて県協会さんの方がチャレンジャー。
・男踊りもシンクロ踊りが多くなってきた。
・阿呆さん、うずきさん、水玉さんとか見るとホッとする。
・笛のハモり。キレイだなあとは思うんだけどそれだけ。でも観客受けはすると思う。
・ぞめきのメロの中に、よしこの。みたいなのが日本の音の重ね方で好き。
・団扇踊りってもっとバリエーションあっていいと思う。
・女踊り、以前はレベルの差がもっとあったと思うが、差がかなり小さくなっている気がする。ここから差別化するのが各連の工夫のしどころなんでしょうね。
・阿波おどりって、究極は個人個人だと思う。見ていても、弾きながら見るときも、この人の踊り楽しいなあ~って思いながら見ています。女踊りの集団の構成でも誰か、びっとくる人の見てます。
・動画だと個人個人踊りが見れないのが残念。やっぱり見るのも生が最高!

お付き合いありがとうございました。

阿波おどり考察 2010年 の補足

阿波おどり考察 2010年
http://awafue.blog56.fc2.com/blog-entry-547.html

 その後、いくつか動画やテレビの放映を見たんですが、女踊りで、のんき連さんと娯茶平さんは、上でリズムを取っていました(私の見る限り)。高円寺だと志留波阿さんがそのように見えます。

 娯茶平さんの女踊りの衣装が替わって黒襟がだんだん少なくなってきています。黒襟の由来を知らないんですが、盆踊りで先祖を供養するから、みたいな理由を聞いたこともあるんですが本当はどんなんでしょう?

 セッタも徳島は黒、東京は白が多数か。徳島を意識しているところは黒が多いようです。東京の祭は白が多かったからかな。これも供養っていう意味合いなのかな?

追記
 せっかくだから少し調べてみた。おそらくもっともだと思われる説明を引用します。

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時代考証家で漫画家であった故杉浦日向子氏が次のように書いている。

『「黒襟」は文化(1804年~)・文政(1818年~)年間の頃に流行し始めたもので、髪油が襟につくのを防ぐためにつけられる。
その為、外出着には掛け襟はせず、もっぱら普段着に掛け襟をした。(つまり、黒襟がついている着物は「普段着」ということになる。)
そして時が経つにつれて、段々と庶民の間でも贅沢な材質や、派手な模様などでこしらえた着物を着るようになっていき、幕府の方では贅沢禁止令を度々だし、庶民が贅沢な着物を着ることを禁止した。
そこで、その贅沢禁止令を回避するために、この「黒襟」のような掛け襟が注目され始めた。
素材や模様にある程度の派手さが残っている着物でも、黒襟をつけることにより「これは外出着のような贅沢品ではありませんよ。普段着ですよ。」という意味になる。
これにより幕府側の目をごまかし、贅沢な着物にも掛け襟さえすれば、着ることが可能となった。
以降、掛け襟が広まっていき、町家では礼装以外の小袖はすべて掛け襟をするのが一般的となったそうである』
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阿波おどり考察 2010年

 まあ、年に1回くらい感じたことを簡単にまとめてみようというメモです。考察と言うほどアカデミックではありません。昨年・今年と徳島に行けてません。生で桟敷とか演舞場見てないです。選抜とかの動画を見てるだけなんで、その点はご承知おき下さい。あとメインは舞台かな。

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週末は阿波ぞめき三味線

 週末にボランティア出演があり、三味線で出演予定です。「毎日弾こう、阿波ぞめき」は挫折しましたが、何とか週3回くらいは練習していました。最近の練習パターンは、本調子で勧進帳の滝流しを練習。途中二の糸で4と6を押さえてハジキがあり指がつってましたが、練習とは不思議なものである日何とかできるようになってました。

 三下がりにして、さくらを練習。最近ようやく暗譜。指の良い練習になります。そこからぞめき練習を開始します。渦の会の譜面、うちはみどケロさんが正式に習いに行っていたので、正規版です。どんつくって言うんでしたっけ。これとか8番当たりは何とかというか、かなり怪しいですが弾けるようになりつつあります。

 渦の会が広めつつある、替え手について、ちょっとコメントしておきます。福島先生がお鯉さんに習っていたこともあり、お鯉さんの替え手をベースにしたものもけっこうあります。我が家にはお鯉さんのお弟子さんの書いた本があり、お鯉さんの替え手として掲載してある譜面と比べて見ればわかります。もともと名もない方達が編み出した手がたくさんあり、それらを上手にまとめたり、また自らオリジナルを考え、広めたパイオニアがお鯉さんだったと思います。今僕たちが手軽に勉強できるのは、そういったお鯉さんとか福島先生がいらっしゃるからでありがたいことなんだということを、阿波ぞめき三味線を弾く方々には知っておいて欲しいと思います。

 説教くさくなりました。で、篠笛で吉野川というのが今やスタンダードになっていて、笛方は当然のように吉野川を吹いています。これと同様にこれらの替え手はぞめき三味線のスタンダードになっていくと思います。スタンダードになるって凄いことです。ある意味誰が作ったのなんか誰も気にしなくなるってことなんですけどね。

 そういえば、皆さんの連は、2023?それとも2320?(スクイ・ハジキとかジャンとか省略)どちらですか?うちは2023です。

阿波踊り考察-2008年-

 今日は見る阿呆の立場から。

 NHK徳島放送でゲストの四宮賀代さんが女踊りについて「どこも似たようになってきた」とコメントしていたのが印象的でした。四宮賀代さん→蔭川千春さんとたどってきた女踊りが一つの完成形を見せているのかな、と思いました。その完成形をよく表現しているのが、うずき連さん・天水連さん。

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